2011年11月5日土曜日

「京」が10ペタフロップスを達成


「仕分けで、2位じゃだめなのでしょうか」で注目を集めた国内スパコン開発事業。
世界のスーパーコンピュータランキングTOP500リストの1位にランクインしたときの実行効率93.0%を上回り、93.2%となり今回の成果を発表したそうです。

2002年に公開された「地球シュミレーター」のTOP500の1位の成果からずりずり順位が下がっていた日本のスーパーコンピュータですが、このニュースはうれしい限りです。米国などに比べ、ランクインする台数が少ないということが問題になりますが、やはり技術革新に必要なのは、常に最高のものを目標とすることなので、ランクインする台数よりもやはりトップに躍り出るということの重要性を再認識した次第です。

記事の中に、京を1年利用すると電気代だけで1億円かかるというのにも驚きましたが、確かにこの地球環境、電力不足の中で、日本の得意分野である省電力にスーパーコンピューターの開発も進むとなると、少し光明が見えてくる気がします。

とはいえ、久々の明るいニュースで、うれしくなりました。


 独立行政法人理化学研究所と富士通株式会社は11月2日、共同で開発中の京速コンピュータ「京(けい)」がLINPACK性能で10.51ペタフロップスと、目標であった10ペタフロップスを達成したと発表した。

 理研の渡邊氏は、「京の100倍となるエクサ(100京)フロップス級のスパコンの開発が現在いろいろなところで計画されている。このエクサ級スパコンで一番の問題は電力。『京』でも1年間ずっと使ったとすると、電気代だけで1億円かかる。世界的にも、たとえ性能が向上してもこれ以上電力を使うのは許されないという状況になっている」とエクサ級では消費電力が最大の課題になると説明。

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